1_0ブログ

god eaterを中心にゲームの記事を書きます。時々日常

愚痴が原因で人が離れた話

 

「このゲームこういう所が駄目なんだよね」

愚痴を溢しながらゲームをプレイする人を見たことはないだろうか? 僕は様々なプレイヤーを見てきたが、こういう人は決して珍しい存在ではない。というか僕自身も多く経験してきた。だが、度が過ぎてしまえば周囲との温度差がうまれてしまうこと、自身の性格や口が徐々に悪くなってしまうこと、行き着く先は人が離れていってしまうことを警告したい。今回は僕の体験を元に記事を進める。

 

 

当時の僕はGE2RBをプレイしており、発売から1年くらい経った頃だろうか。RBにはBAという、いわば必殺技的な要素があり、それを売りにしている側面があった。派手なアクションや特別なエフェクト、デメリットのない高火力技のBAは、使って当然のシステムになり、大多数のプレイヤーはBAを連発するのが前提となった。

ネットにアップされる動画も「BAをいかに上手く弱点に叩き込めるか」の傾向が強まり、BA以外の攻撃モーションを見ない動画も増えてきた。そういった動画は練度が高く、RBのキャッチフレーズである「極めし一撃、神々を討つ」というのにふさわしい内容。評価も高くて当然だ。

だが僕はこの傾向が気に食わなかった。従来のGEは「狩ゲー」というジャンルで、様々な攻撃モーションを扱い、状況に応じて上手く対応することに価値があると思っていた。技一つを決まったパターンで、決まったタイミングに出すだけで終わってしまうのは、本来のGEじゃない「別ゲー」だ。そう解釈し言い張っていた。

もちろん技一つといえど、当てるのが難しい状況も多々ある。走ってきたり、振り向く瞬間のセクメトの頭にエヴォリューションを当てられる人はどれだけいるだろうか。ウコンバサラの突進後のデスロールに合わせて、昇り飛龍をタービンに当てるのはどれほど難しいか。難易度の高さは十分理解している。技の練度は本心から認めていたが、BAオンリーで終わる戦闘が気に食わなかったのだ。

 

この状況、あくまでプレイヤー側に非はなく、このシステムを設計した開発が悪い。僕は開発批判を繰り返した。改善しようにもできない、他のプレイヤーは楽しんでいるが、新たな楽しみ方に自分はついていけない、過去があまりにも楽しかったから、それと比べて絶望してしまう、どうにもならないのは理解してるが不満は溜まっていく。どうしようもなかった。愚痴を吐けば吐くほど新たな愚痴が湧いてきた。そうしてゆっくりと攻撃性が増していき、あらゆることの線引きも曖昧になっていく。こうなってしまってはもう悪化する一方だ。嘆くことでしかストレスを発散できないやつになっていた。

 

愚痴であれ何であれ発信する以上は受け取る人間がいる。それがどんな内容でも目についてしまえば影響が出る。多ければ多いほど尚更だ。僕の愚痴はTLを汚染したんだろう。知り合いが一人離れていった。ここでようやく自分の醜さに気が付いた。それまでは少し愚痴多いなと自覚していても、こんな自分の言葉に影響があると思えなかったのだ。

 

 

SNSはコミュニケーションにおいて便利なツールであるが、いつでも自分の気持ちを発信できることに注意されたい。その場限りのネガティブも、その時に発信してしまえばいつまでも残ることになる。自分の言葉や存在に価値がないと思っている人も、それは他人にとっては全く関係ないことで、何かをすれば何かの影響は間違いなく出る。僕はそれを知らなかった。というより深く考えた事がなかった。

 

失ってからでは遅い、感情をコントロールするのは難しいことではあるが、何が大切かを順位にすることは難しくない。それが仲間なのか、周囲の目線なのか、自分の品格か、それともやはり自分の感情なのか。特に「やりすぎ」な傾向のある人は、今一度冷静な時に考え、その基盤を固めていってほしいものである。