※本記事は槍の扱いに長けた人向けの内容になります。
最近スピアを使う人をよく見かけます。槍の使用者はアクションが得意で、スタイリッシュかつ多彩な動きを多く取る印象があります。筆者も槍の使用回数が一番多く、GEのアクション性をより一段階深めているなぁと、度々思います。
今回はそんな槍の立ち回りについて。
他の人の立ち回りを見て思ったこと、実際に使用した所感などを交えて、特殊展開維持の理解を深めていきます。
◎特殊展開維持の存在
言わずもがな、槍の楽しさの大部分を占めているのが“特殊展開維持”と呼ばれる技です。そこから放たれる“特殊グライド”は槍の華、多くのプレイヤーが魅了されたことでしょう。
しかし、楽しいが故に動きに偏りが生じることもあります。
具体的には行動を開始する際、特殊展開を起点にしてしまいがちになったり、特殊グライドをどうにか放とうと躍起になってしまう点です。
これらの何がいけないのか、3つにまとめました。
- 場にそぐわない行動の危険性
- 本来の判断から異なる選択における対応難
- 起点の癖として身についてしまう
順に解説します。
1.【場にそぐわない行動の危険性】
主にフィールドの危険度を把握しきれていない状態で、特殊展開に走ってしまうことを指しています。
実際あった場面だと乱戦時、各アラガミの行動を把握しきれていない状態で使用してしまい、被弾した経験があります。不安定な行動は反応が遅れてしまう、ということです。
特殊展開中でも槍の柔軟な機動力なら、大抵の場合やり過ごすことはできますが、それでも危うい場面は多く存在します。
2.【本来の判断から異なる選択における対応難】
相手の行動を見て、普段なら回避、または様子見を選択する場面で特殊展開を行い、対応が難しくなってしまう展開を指します。
よくあるのがセクメトの滑空/堕天カムランの尻尾回転/ハガンの雷纏いローリング/ハンニバル、ガウェインの振り向き等に特殊展開を合わせ、被弾が待っているケースです。
相手の行動隙は特殊展開をするチャンスですが、敵の攻撃が届くまでの時間と、特殊展開のセットアップが噛み合わないと発生しやすいです。
3.【起点の癖として身についてしまう】
文字通りの意味です。前述した二つの解説のアンサーにもなりますが、特殊展開を癖にするのは視野を狭くしたり、判断ミスを促す危険性をはらんでいます。
上記の内容に付け足して、個人的な評価として気になるのが、ワンパターンな行動になりがちな点にも注意したいです。起点が特殊展開に偏ったり、特殊グライドありきな動きは見ていて読みやすく、変化が乏しいです。
では特殊展開維持とどう向き合えばいいのか?
次はこれを考えていきます。
◎重点の置き場所
まず特殊展開が癖になるのは避けにくいので、それを前提として話を進めます。技の頻度を減らす、といった考えは要りません。
*楽しさには抗えませんね
重要なのは
- 特殊展開維持を身体に完全に馴染ませること
- セットアップのタイミングを調整すること
この二つに集約されます。まず上から見ていきましょう。
1.【特殊展開維持を身体に完全に馴染ませる】
槍本来の動きと特殊展開中の動きにとにかく慣れろ、ということです。スムーズな操作を極めれば不慣れなアラガミとの対峙や、自身の力量と拮抗する乱戦に、遅れを取らない立ち回りが可能となります。
こんな経験はありませんか?
- 「特殊グライドを当てようとしたら距離感を合わせるのに苦労した。」
- 「特殊展開したはいいものの、グライドの行き場を失ってウロウロした。」
- 「特殊展開維持を使って戦いたいが、そうすると被弾が多くなる。」
場の状況や敵の理解度にもよりますが、これらは操作にぎこちなさがあると起こりやすいです。
具体的な対策としては
- チャージ中のフリップで好きな方向に瞬時に移動
- 特殊グライドを移動の手段として活用
これらが有効です。根拠になりそうな経験談を語ります。
筆者はGE2時代、垓下の布陣(贖罪の街のG地点(教会)ランク1装甲縛りハガン4体乱戦)で、特殊展開維持を白目剥きながら鍛えました。
当時は特殊展開を組み込んだ立ち回りで布陣とか無理すぎる、と心が折れましたが、PSPで行っていたのでチャージ中のフリップ移動が不可能な状態でした。
やがてVITAに移り、右スティックアクションが可能になると世界が変わりました。今でも被弾はしがちですが、どんな乱戦でも立ち回りに特殊展開を取り入れるのはそう難しくないと思っています。それくらい、チャージ中のフリップ移動は革命的なものでした。
槍の扱い難しいな…と思う節があれば、チャージしながらフリップを好きな方向に出せるよう、練習してみてください。
それだけで大分変わります。これのスムーズさを極めることが、本記事で最も伝えたい情報です。
✴︎
特殊グライドを移動手段として活用するというのは技術の応用です。特殊展開の最中、離れた敵を追う場合や、回り込んで攻撃を当てる場合に役立ちます。
これを無意識にこなせるようになると、立ち回りの選択肢が増えます。中途半端に敵との距離が離れたり、狙う部位が遠ざかったりした場合は、グライドを移動手段として割り切りましょう。動きの質がよくなります。
2.【セットアップのタイミング調整】
ちゃんと敵の動きを見てから特殊展開に移れ、ということです。
例えば、クアドリガやカムラン、マガツには振り向かずにダメージを与える背面攻撃があります。そういったアラガミに対し、背後から無防備に振り向き隙を狙って接近してはいけません。普通の立ち回りでも同じことが言えますね。
特に空中△を始動とする特殊展開は、それなりに後隙が長いです。危険な技を持つアラガミには十分注意しましょう。
繰り返し伝えますが、特殊展開維持の頻度は減らさず、使うタイミングを見極めることが重要です。
◎おまけ
〜槍の知識、テクニック紹介〜
・地上□は全て裏当てができる。
・空中□とステップ△も裏当て可。
・地上初段の□と△は、□の方が後隙が短い。
・地上□と△は、□の方がダメージが高い。
・コンボ中は回避やガードより、フリップのが速く発動する。
・フリップのスタミナ消費はステップより少ない。
・槍が展開している間は低空でも行動可。通常では不可能な高度で空中□/△が出来る。
・槍が展開している間は状態異常値も上がる。
・チャージしきれてない状態でフリップや空中△をしても保持は続くので、空中ジャンプで再びチャージすれば特殊展開が発動する。
・オプションメニューを開いたままでも右スティックアクションは使える。バレットを切り替えつつ、フリップで移動することも出来る。
・特殊展開したままコンボアクションで銃形態にすると槍のエフェクトがそのまま。この状態でも保持は続いており、ブラストを利用すれば銃形態で歩き回った後、リザーブ→グライドといった芸当が可能。
・特殊展開→銃形態は、ローリングや崖つかまりの瞬間に剣形態で表示される。ただし銃撃や銃特殊行動からだと変化しない。
・愚者の空母でリスポ地点から最初の段差は、空中△で降下→ステップ→フリップ→ステップ□→フリップでちょうど段差に登れる。
・段差からグライドで空中に飛び出すと、その部分の判定が消える。
・槍に限ったことではないが、スーパーアーマーを持つBAで敵の攻撃を受ける際、食らったダメージと残り体力がピッタリ同じなら、ゴースト化が発動する。偶然発動しても慌てぬように。
〜槍関連で過去に出した動画〜
特殊展開維持について解説↓
https://youtu.be/hwNEohwhpbA
グライドキャンセル↓
グライドを利用した怯みキャンセル↓
レイドライバーの小ネタ↓
GE2時代の特殊展開維持の仕様。ガードや息切れからの特殊グライドが可能だった。↓