1_0ブログ

god eaterを中心にゲームの記事を書きます。時々日常

ブレイク

 

GEB 高分子の眼 ロングver - YouTube

あまり馴染みなさそうなサリエル単体のミッション。難易度は7〜8くらいで特に難しくもない。

このミッションを選んだ理由は技術を見せるためだった。サリエルに対し、背中合わせのような位置どりをした後、ロングの空中四角を繰り出せば頭に攻撃を当てることができる。RBのスピアでも同じことができ、原型はこの時点で既にあった。当時と今で異なるのはジャンプの浮遊力がB時代は小さく、RBは大きいってことくらい。

GEBサリエルは肉質が硬く、浮いてる間は剣では破砕以外ほぼ通じない。銃を使えというコンセプトだろうが、ホーミングや爆発等を利用しなければ落ちにくい。弾丸で尻を狙って落とすこともできるが、その技術を僕が発見するまでは誰もやっていなかった。つまりそれまではただ純粋に相手しにくいアラガミだったので、そこに一石投じられる技術を見つけた!と当時は歓喜した。

一見すると単純な動きだが、背面当てをやる人をそれまで見ていない。通用しなかった剣切断が、破砕と並べるほど通用するようになった!と僕の中では大きな進展だった。

今回はそういった陽の目を浴びない発見、個人的に大きかった出来事を中心に紹介する。

 

 

GEB 夏の蚋 パフェ - YouTube

GEB 黒炎の女神 パフェ - YouTube

ロングの空中攻撃中に◯か✖️ボタンを長押しすると、通常だと不可能な攻撃中の方向変換が出来る。これを利用すればシユウ種の拳に空中攻撃を3回当てるハメ技が可能になる。

それまではどう頑張っても一度のターンに2回当てるのが限度で、無理に3回当てようとすれば立ち位置がずれて次の攻撃が当たらない。それを補うのがこの小技だ。どのタイミングで見つけたかは覚えていない。それも使い道がないと思っていたからだ。空中攻撃の方向変換なんてどこに使うんだろう、魅せプにも微妙だ、と実用性に欠けるのでしばらく放置した覚えはある。

二つ動画を上げたがどちらとも普通にぐだっている。よくこんなん上げたな。ただ誤解しないでほしいのは拳に3回当てるハメ技は独特の難しさがある。位置どりを見極め、当てるために角度を調整し、3回当てた後は方向変換の長押しをB時代の浮遊力が小さいジャンプ中の僅かな間に行い、すぐさま次の攻撃を命中させに行く。シユウ種の怯みは少しずつ後退するため毎回それに合わせて小刻みに移動しなきゃならない。これを地上歩きの暇が一切ないから空中でやる必要がある。当時の僕が一番慣れないのはこの空中位置調整だった。銃ばかり扱ってたから近接は苦手意識があった、もっと練習すればよかったかもしれない。

動画を上げてから仲良い人が一人反応をくれた。利用場面的に目立たないそんな小技でした。

 

 

やせいの ウロボロス が あらわれた! - YouTube

タイトルの適当さで察してほしい。この動画で成したかったことはロングの空中攻撃の後隙消し。地表付近スレスレで空中□攻撃を入力し敵にヒットさせると、攻撃の後隙を完全に消すことができる

原理はヒットストップによる硬直の間に地面に着地することで、武器を振らない斬撃が敵に当てられるというもの。さてこの技、適当にやれば発動できるものではなく、様々な要素を見極める必要がある。自キャラの右手側に敵がいる必要があり、当てにいく部位は地表に密着しているくらいがいい。地面から浮いていたら武器を振ってしまい後隙が生まれる。当てる部位の肉質はヒットストップの大きい[赤/白エフェクト]の場所でなければ発動しない(状況次第では緑でも発動したかも)。

まあここまでは感覚ですんなりと慣れるが、一番難しいのが攻撃のタイミング。ミリ単位で着地際を狙う。例えば死骸相手に技を出すなら多少余裕はあるが、実戦だとそうもいかない。常に敵は動くし、攻撃を避ける意識を向けるのでダウン時くらいしか安定しない。猫科のアラガミの前足とかならできそうな気もするけど。

動画のタイトルはポケモンのオマージュ。最初から真面目にやるつもりはなかったので、タイトルも真面目じゃなくしたかった。

 

 

GEB イザヴェルへの道 パフェ 00:40 - YouTube

この動画を真似できる人はほぼ確実にいない。そう言い張れるのは、純粋に難易度が高いからだ。B時代のやりこみ勢には馴染みあるかもしれないあの技、“ブレイク”を語る。

当時ショートの“コンボ飛ばし”は既に知られ、やりこみ勢の間ではそれなりに広まっていた。コンボ飛ばしとは[武器の振り終わり]と[完全に振り切る前の僅かな間]に[コンボを飛ばしたい数だけ◯ボタンを押した後、次の攻撃ボタンを入力する]というもの。

さらに派生で“コンボ繋ぎ”が存在する。これは通常コンボの途中に{上記のコマンド+攻撃ボタン入力時にRボタンも入力}することでコンボが初段に戻る技。例えばショートの場合、{□□□□→◯◯+R□/R△}でコンボが初段に戻る。{□□□→◯◯◯+R□/R△}でも可能、□を減らすなら◯を増やす必要があり、どんどん入力難易度は上がる。

 

コンボ繋ぎのほうはショートでしかできないと思われていた技だったが、ロングでもできることを発見した。(遅かれ早かれ誰かが見つけていそうだが。ちなみにバスターは人力じゃ不可能)。ショートとロングで異なる点はいくつかあるが、一つは入力がよりシビアになっていること。ショートのが少し猶予があり、ロングはかなり速くコマンドを入力する必要がある。多分それがロングは不可能だと思われていた原因だと思う。

ロングでもコンボ繋ぎが可能なんだ!と嬉々としてロングばかり使っていた。そして偶然見つける、アイテム回収地点の上でコンボ繋ぎを行うと回収アイコンが白く光ることに

通常は何らかのアクションをしていると回収アイコンは暗くなり回収できないことを示す。だが繋ぎを行う瞬間だけは必ず白く光ったのだ!これが表す意味はコンボの途中、ほんの僅か一瞬だけ何もしない棒立ちの状態になったということ。これは“コンボ繋ぎ”というよりコンボをリセットし、無かったことにする技だ。理論的にはどんなタイミングでもコンボを強制的に中断/破壊する。自然と浮かんだ言葉が“コンボブレイク”だった。

それから僕はコンボ繋ぎを”ブレイク“と呼ぶようになった。多分ブレイクという言葉の方が知られていると思う。どっから広まったんだろう。でもこの技がなぜブレイクと呼ばれているのか知らない人は多いんじゃないかな。当時もツイッターで少し触れた気がするけど、細かくは書いていない。

 

本題に移る。イザヴェルへの道の動画でやったことは純粋なブレイク連打による支部長(アルダノーヴァ堕天)のハメ技だ。その難易度の高さについて触れる。

ロングのブレイクはショートと異なる点がいくつかある。まずコマンドが{□□□□→◯◯+R△□}と最後の入力が変化し、これによりインパルスエッジ(以下IE)が暴発する可能性が高くなる。何故△も同時に押す必要があるのかは忘れたが、通常攻撃の□初段を発動させるにはこれを入力する必要があった。□初段とIEのコマンドをどうやれば分けられるのか、正確な条件は分かっていない。体感だが△から滑らすように□を押すと□初段を出しやすい。それも確実に安定するわけじゃなく、そもそもバースト時の攻撃速度が上がった状態でロングのブレイクをすること自体が難しい。

実際ショートはできてもロングのブレイクはできなかった人を複数見ている。この△から□へずらすような一瞬の入力と、人を選ぶようなアホみたいな入力速度が問われる時点で相当難しい。加えて録画環境下だと操作に1秒ほどの遅延が発生、ブレイク後も攻撃を弱点に当てるための頻繁な方向変換、それを7回連続で行う。

 

本当に難しかった。ブレイク4回過ぎた辺りから変な笑いが込み上げ指先の感覚が消え、何しているかぼんやりと分かる程度だった気がする。経験ある人はいるかな、滅多に体験しない出来事を連続で体験してしまった時のような不思議な状態。浮いた感覚の到来だ。うまく頭が機能せず、体が覚えていたから操作できたんだと思う。反復行動の大切さを学べた。

そんな感じで頑張ったり、ブレイクを由来する出来事があったり、ブレイクを代表するようなプレイを達成できたりで、一連の出来事は割と思い入れがある。動画を見ると思い出す。苦労と喜び、あの時を8年経った今でも鮮明に覚えている。